オープンタープとスクリーンタープを比較する : どっちがいいの?

ファミリーキャンプ、オートキャンプをする際、タープを選ぶのに悩みませんか?

昔々、僕の幼少期はオープンタープが多かったように記憶しています。
まあ、キャンプギアなぞに興味なかった頃なので、ちょっとあやふやな記憶ですが。。ちなみに、僕のうちではタープなんか使っていたという記憶はありません。

その後、みんなコールマンとかのスクリーンタープを使うようになり、最近はまたオープンタープ派が多い印象ですね。

いずれにせよ、とにかく最初の1幕はどれにすればいいか悩みますよね?

本記事では、それぞれの特徴を比較して、おすすめを紹介します。

オープンタープとスクリーンタープ

まずは、オープンタープとスクリーンタープとはそれぞれどのようなものかをざっと説明します 。
知っている人は飛ばしちゃってください。

オープンタープ

下の写真のように、一枚の生地をポールと張り綱(ガイロープ)で張り、屋根にするものです。


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なんとなく、キャンプといえばこのタープを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

細かく分けるとオープンタープにもいろいろな種類・形状がありますが、代表的なものはヘキサタープとレクタタープになります。

上の写真のタープはMSRのランデブーというタープです。きれいな形ですよね?
見ての通り、ヘキサ(六角形)でもレクタ(四角形)でもありません。
その翼のような形状から、ウィングタープと呼ばれたりするものの一種です。

ヘキサタープ

ヘキサの名が表すとおり、6角形をベースにした形状のものです。


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タープの王道みたいなもので、張り姿がすごく美しいです。

レクタタープ

こちらもその名の通り、長方形のタープです。
正方形のものをスクエアタープと呼ぶこともあります。


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ヘキサタープの写真のように、3角形に張ることはもちろん、上の写真のようにポールを追加したりなどの工夫することで、様々な形状の張り方をすることができます。
上の写真のような張り方も、屋根が高く(頭上のスペースが広い)、影の面積も広く取れる上におしゃれなこともあり、最近人気のスタイルですね。

スクリーンタープ

オープンタープに対して、クローズドタープとも呼ばれます。

オープンタープが屋根だけ覆うのに対し、四方も覆うことのできるタープです。


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少なくとも最近の大手メーカーのものは、四方の壁をメッシュにしたり、開放したりすることができる作りになっているものが多いです。

必要に応じて雨風を防いだり、暑いときにはメッシュにしたり開放するなど、オールマイティーに使えるのが利点です。

夏場などはテントを使わず、スクリーンタープの中にコット(簡易ベッドのようなもの)などをおいて快適に寝ている人も結構見かけます。

ちなみに僕はオープンタープ派

初めて購入したのはヘキサタープです。

当時はシェルターや大型のツールームテントを使っている人が多かったように思いますが、ヘキサタープにした最大の理由は、そっちのほうが安かったからです。そもそも家族もいない頃で、スクリーンタープなんていう選択肢はありませんでした。

その後子供と一緒にキャンプをするようになって、テントも一緒にファミリー仕様にしたのですが、その時はスクリーンタープにしました。

それからツールームテントにしてみたりとかもありましたが、現在はドームテント+オープンタープです。少なくとも当面はこれで定着しそうです。

僕の場合、オープンタープに落ち着くことになったのは、主に以下の理由からです。

  • オープンタープの開放感が好き
  • 設置・撤収・メンテナンスが簡単
  • 収納時のコンパクト性を重視
  • 真冬のキャンプは(今のところ)しない
    • 子供が大きくなって冬キャンプをすることになったら、またスクリーンタープを考えると思います

そんなわけで、自分ではフェアにしようと心がけていますが、以降の内容はオープンタープ寄りにバイアスがかかっているかもしれません。それを加味して読んでいただけますと幸いです。

特徴の比較

オープンタープとスクリーンタープの特徴をざっくりと比較すると、以下のような感じです。

オープンタープスクリーンタープ
日よけ
雨に対する強さ
防寒×
開放性
設置・撤収の簡単さ×
設置面積(設置面積の小ささ)×
重さ・収納時サイズ×
価格(値段の安さ)×

日よけ性能

幕体(生地)自体の遮光性(日光を遮る性能)自体は、タープのスタイルとは関係ありませんので比較対象とはしません。
日よけについてですが、オープンタープの場合は朝日や夕日のように、横から入ってくる日光は遮りません。タープの大きさにもよりますが、一日の中で日陰の動きに合わせて椅子やテーブルの位置を調整することになることが多いです。

一方、スクリーンタープの場合は、横に壁があるので(開放したりしなければ)内部は一日中日陰になります。

雨に対する強さ

日よけと同様、オープンタープは雨に対しても横から入ってくるものは防ぎません。

屋根さえあれば大丈夫のような気がするかもしれませんが、オープンタープはちょっと外側にいるだけで雨に濡れてしまったりするものです。風が強いときは結構中でも濡れます。
夏場などは多少濡れても気になりませんが、涼しい時期は結構つらいです。

スクリーンタープであれば雨が降っても問題ありません。

雨天時の居住性は圧倒的にスクリーンタープのほうが良いです。

ただし、雨天時の撤収やその後のメンテナンスは、圧倒的にオープンタープのほうが楽です。(後述します)

防寒

オープンタープに防寒性はほとんどありません。見てもわかるとおり外にいるのと同じなので。。

クリーンタープは風を完全に遮断できるので、寒い時期でも比較的楽に過ごすことができます。
オープンタープと比べると寒さに対する快適度は格段に違います。

スクリーンタープの中で暖房器具を使うことができる場合もあります。
ただ、これはかなりキャンプに慣れた人が、危険性とその回避策をしっかりと取った上ですべきことだと思っているので、タープの選定に悩んでいる人が対象の当記事では推奨しない方法です。

開放性

開放感ではオープンタープのほうに軍配が上がります。張り方にもよりますが、タープを高く張れば木陰にいるのと同じような感覚です。

ちょっと低めに張って、ある程度の開放感をとりながら隣のサイトの人と視線が合いにくくするなどの工夫もできます。

スクリーンタープも、製品によっては四方の壁をすべて開放したりできますが、やはり開放”感”となるとオープンタープには劣ります。これは僕だけなのかもしれませんが、どうしても”囲まれている感”があるんですよね。

設置・撤収の簡単さ

設置も撤収も、オープンタープのほうが簡単です。

僕の場合、1人で急いでやると仮定して、設置するのにオープンタープの場合で5-10分、スクリーンタープの場合で15-30分だと思います。
※ 実際は飲み食いしたりしながら、もっとのんびりやっていますが。。
慣れないうちはこの倍くらいかかると思いますし、そもそも最初のうちはスクリーンタープを1人で設置するのは難しいかもしれません。

もう一点大きいのは、雨で濡れた場合の後始末です。
基本的に、濡れた幕はなるべく早く乾かす必要がありますが、撤収日やその前夜が雨天だったりした場合は、濡れたまま撤収する必要があります。

自宅に帰ってきてから乾かすとき、一枚布のオープンタープなら割と簡単なのですが、幕体が複雑で大きなスクリーンタープを乾かすのは結構大変な作業です。

前日雨が降っても、撤収日当日雨があがっていれば、乾きやすいオープンタープの場合はチェックアウト時間までに乾いてしまうことが多いです。

接地面積

タープのサイズに対する設置に必要な面積は、スクリーンタープのほうが小さくて済むケースが多いです。

オープンタープは、張り綱を横に大きく張り出すことでタープを広く張るようにします。下図のようなイメージですね。(ちょっと極端な図ですが。。)

タープの接地面積比較

僕の感覚だと、4x4mのオープンタープを気持ちよく張るには、最低でも10x10mくらいの設置面積は欲しい感じです。
実際には、特に区画サイトではそんな贅沢にスペースを使えることは少ないので、いろいろな工夫や妥協をすることになります。

重さ・収納サイズ

同等の生地・サイズで比較すると、スクリーンタープはオープンタープのざっと2,3倍の重さ、収納サイズになる感覚です。
もちろんこれは製品によって様々ですが、目安としてはこんな感じかと思います。

軽視しがちな収納サイズですが、これは自宅での保管や車で運ぶ際のことを考えると結構重要だと思っています。自宅の保管スペースや、車の大きさ等もしっかり考えておくことをおすすめします。

価格

こちらもピンキリでメーカーにもよって違いますが、同等の生地・サイズで比較する場合、スクリーンタープはオープンタープの2,3倍の価格くらいになると思います。

その他

例えば夏場の場合も、虫を嫌う人はスクリーンタープにしたりしています。全面メッシュにしておけば虫は入ってきにくいですし、ある程度は風も通りますので、オープンタープには及びませんが、ある程度暑さもしのげます。(メッシュにしてもかなり暑くなることはなりますが。。)

特にバーベキューなど、火を使う場合はオープンタープのほうが有利です。
オープンタープの場合、火の粉に注意すればタープのすぐ脇で火を使えるので、バーベキューなど焼きながら食事をする場合に便利です。
スクリーンタープの中で火気を使うのは危険なので、基本的にバーベキューなどはタープの外でやることになります。

結局どっちがおすすめなのか?

それでは、迷った場合にどっちを選べばよいでしょうか?

本当に目安でしかないのですが、以下のようなことを考えてみるのが良いと思います。

オープンタープが向いている人

  • 自然と一体になる開放感を得たい
  • 設置・撤収をサクッと済ませたい
  • オープンタープのルックスが好き
  • あまりコストをかけたくない

スクリーンタープ

  • 気候・天候が悪くても居住性を確保したい
  • キャンプ場でもプライバシーは確保したい
  • 虫が超嫌い

おすすめタープ : 初めてのファミリーキャンプ向け

ここは僕の独断になりますが、ファミリーキャンプ向けで初めて選ぶ際に「無難」かなあと思うタープをいくつか紹介します。

オープンタープ

ユニフレーム REVOタープ (Lサイズ)

僕は旧モデルを今でも所有しています。

コストパフォーマンスに優れた名品だと思っています。

実際に使ってみた感想としては、軽い(2.0kgくらい)の割には遮光性が結構あります。遮光性が高いと夏場涼しいのですが、これは価格や重さとのトレードオフになりがちですが、このタープは優秀だと感じています。

もう一点はその形状が特殊なことです。使ってみるとこれはかなり使いやすい形状です。そして張りやすい!!
形状がすこし特殊なことが関連しているのかもしれませんが、初心者でもシワなくきれいに張りやすいとおもいます。そして、張った姿が美しいタープです。

このREVOシリーズはオプションも充実しており、以下のようにフルセットを揃えればスクリーンタープやテントとしての機能も使えます。

コールマン ヘキサタープ MDX+

僕は自分で使ったことはありませんが、知り合いが使っており、非常に良いものだと思っています。

先のREVOタープよりもちょっと高価になりますが、結構良いものになります。

具体的にはサイドウォールがあり、これのおかげでかなり影が大きくなります。遮光性もREVOタープより高く、真夏はこちらのほうが涼しくなりそうに思います。

僕はどちらかと言うと明るい(遮光性が低い)タープのほうが好きな方なので、むしろ遮光性が高すぎるくらいに感じます。ただ、本来のタープの機能としては遮光性が高いというのは正義ですね。

スノーピーク HDタープ

遮光性が非常に高く、かなり濃い影になります。僕は一時期使っていたことがありますが、春・秋はむしろ日光が欲しくなるくらいです。

お値段もやや割高になりますが、スノーピークのテントに合わせるなら有力な候補になると思います。

スクリーンタープ

コールマン タフスクリーンタープ 400

スクリーンタープの王道だと思います。

コストパフォーマンスも使い勝手もよく、使っている人が多いですね。4-6人くらいの家族でも余裕のあるサイズです。

スノーピーク カヤード

気楽に使えるスクリーンタープとしては、スノーピークではこの製品くらいになるかと思います。

スノーピークのスクリーンタープはどちらかと言うと高性能寄りで、通常のファミリーキャンプにはオーバースペックとなり、初心者には帰って使いにくいものが多いですが、この「カヤード」はシンプルな作りで無難にできています。

最後に : 初めてのタープにおすすめしないタイプ

最後に少し、初めて選ぶタープとしてあまりおすすめしないものをあげておきます。

あくまでも、キャンプを始めたばかりの方が、ファミリー・オートキャンプ用に選ぶときの話です。。

謎メーカー製

よくアマゾンなどで販売されている謎のメーカー(大抵は中国のメーカーです)のものは当たりはずれが多いです。というか、「はずれ」が多いです。

ベテランキャンパーになると、こういったものを目利きして良いものを掘り当てたりするような楽しみもあるかと思いますが、始めのうちは有名メーカーの製品を選んでおくのが無難かと思います。

ワンタッチ式タープ

ワンタッチで開閉でき、価格も安いものが多いのですが、これは「小さい」「重い」「耐久性がない」ものが殆どで、使いづらいです。サブとして持っておくのはアリかもしれませんが、タープデビューにはやめておいたほうが良いでしょう。

 

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