テフロンが剥がれたホットプレートをシーズニングで復活させる

もはやいつどこで手に入れたのかも覚えていないホットプレートが我が家にあります。少なくとも10年以上は使っていると思われます。(使用頻度は月に1回以下だと思いますが)

もう最近はテフロンも効かなくなってきており、開き直って金属ヘラでもんじゃ焼きなんかをしたりしちゃっているような始末です。

そんな我が家のホットプレートですが、長年使ってきたのに簡単に捨てるのは忍びなくなり、ダメ元でスキレットなどでやるシーズニングをしてみたところ、(ちゃんとやれば)いい感じになることがわかったので、その方法を紹介します。

まずシーズニングって何?

シーズニングというのは、鉄製品の表面に油を重合化(ポリマー化)した膜を生成して、鉄をサビから守ったり、食材が焦げ付きにくくしたりするためにする処理のことを言います。

キャンプなどで使われるスキレットやダッチオーブンでは当たり前の処理ですし、鉄製のフライパンに施す場合もあります。

シーズニングを行った後の表面は、水を弾き、油を弾かない(油が馴染む)性質で、食材も焦げ付きにくくなります。

シーズニングについて、できれば以下の記事を一読していただくことをおすすめします。この記事を読めば、シーズニングに向いている油や手入れの方法等を理解してもらえると思います。
※ ホットプレートのやり方はこの後説明するので、読まなくてもシーズニングはできると思います。

スキレット/ダッチオーブンのシーズニングとブラックポット化の方法と油の種類による違い
スキレットやダッチオーブンの正しいシーズニング方法と各種オイルを用いた比較実験結果を紹介します。 スキレット/ダッチオーブンに形成する保護膜を正しく理解することで、効率よくブラックポット化していく方法が理解できるようになります。

普通(?)の復活方法

テフロン加工のような表面を復活させるには、ふつうはフッ素樹脂のコーティングをすれば良いだけ(そもそもテフロンはフッ素樹脂の一種)です。

例えば、アズワンのフッ素革命11は、食品衛生基準適合品とのことで、ホットプレートなどの調理器具にも使えるフッ素コート剤です。

ただ、コレは僕のように古いホットプレートを復活されるためだけに買うにはは高いし、これを使うくらいなら、例えばこちらのエヌテックさんようなフッ素コートをしてくれる業者さんにお願いした方ががいいかもしれません。ホットプレートなら3,000円前後でフッ素コートしてくれます。
こういったプロの業者のコーティングは、ちゃんと熱処理する方法なので、スプレーをふくだけのものよりずっと長持ちすると思います。

ただ、今回の場合は3,000円出すなら買い替えてもいいようなホットプレートだし、テフロンとは違ったあのスキレットの感じになるのも悪くないと思ったので、シーズニングを試したというわけです。

というわけで、以下の方法は新品のテフロンの感触を取り戻したい人には向かないと思います。

Before : 処理前の状態

こんな感じです。

処理前の状態

写真では伝わらないかもしれませんが、周辺部を除き、茶色い焦げだかなんだかよくわからないものがこびりついている状態です。

この茶色くなっているエリアは、焼き物なんかをすると食材が焦げ付きやすい状態です。

周辺はまだテフロンが残っているので焦げ付きもありません。

Process : シーズニング

それでは、ここからシーズニングの方法について説明していきます。

前処理

まずは、表面の汚れと残っているテフロンを剥がすため、紙やすりで削っていきます。

粗目の#60を使って削っていくのですが、大変な作業です。

茶色い焦げ付きみたいなものは比較的かんたんに落ちるのですが、テフロンがなかなか落ちません。

僕の場合は面倒になって、テフロンを残したままにしてしまいました。が、これは間違っていました。

後で説明しますか、テフロンは完全に剥がすべきです。テフロンは油を弾くので、これが残っているとシーズニングのときにちゃんと油を塗れません。

僕の場合は以下の感じまでしか削りませんでした。

ちょっとわかりにくいかと思うので、水をかけた状態を見てみます。

この写真で水を弾いているところの大部分はテフロンが残っているところです。ちゃんとテフロンがなくなっているのは真ん中あたりだけです。

ただ、これを紙やすりだけでやるのはきついと思います。

この手のルーターとかがあればそれで試してみることをおすすめします。

僕は電動ドリルもそれ用のヤスリも持っていたのに、すっかり忘れていました。次にシーズニングをやり直す機会があったらそれを使います。

※ なにかいい方法を知っている方いませんか?

シーズニング

僕はちゃんとやらなかったテフロン剥がしを終えたら、シーズニングの作業に入ります。

この作業は換気扇の下など、通気の良いところで行ってください。油の匂いが結構しますし、有害なガスも多少は出ると思います。

油を塗る

油はグレープシードオイルを使いました。この油にした理由は、先に紹介したこの記事を参照ください。

まず、ホットプレート全体に薄く油を塗ります。

ほら、油を弾いちゃっているのがわかりますか? 写真で黒くベタッとした感じのところだけが油をはじいていないところです。

油を塗ったら、アルミホイルで多い、その上から蓋をします。
※ アルミホイルはなくてもいいと思いますが、これがないと蓋が汚れます。

このホットプレートの最大温度である230℃にして30分熱します。
※ 温度も時間もあまり厳密ではないです。200℃以上かつ30分以上くらいが目安かと思います。

30分後、スイッチを切り、ホットプレートが少し冷めたら確認します。
この時点の様子が下の写真です。

周辺部のテフロンがきれいに残っているところはもう全然ダメです。中心近くはまあまあ膜になっています。

以上の工程(油を塗って熱する)を3-5回繰り返せばシーズニングは完了です。何回か薄塗りを繰り返すことで質の良い膜が出来ます。

ちなみに、今回ボクは4回繰り返しました。その結果が以下の状態です。

なんかこうやって見るときったない油汚れがべっとりこびりついているだけのように見えますが、これはシーズニング後に洗剤で洗った後の状態ですよ。
油っぽさはなく、プラスチックみたいな感じです。

ただし、テフロンがきれいに残っていた周辺部は、この後に布巾で強くこすっただけで剥がれてしまいました。
中心部は問題ないです。

After : 使ってみる

最後に、ちょっとだけ使ってみた様子を説明します。

とりあえず、くっつかずに焼けることを確認するのに良さそうな、目玉焼きをつくってみました。

目玉焼きのつくり方を紹介してもしょうがないので、結果を言いますと、こんな感じです。

裏側がカリッとなるまで焼きましたが、焦げ付きは全くありません。

当面はこのホットプレートも現役で使えそうです!!

シーズニング後のホットプレートですが、使い心地は新品のテフロンのようにはいきません。
スキレット等を使っている人ならわかると思いますが、基本的に焼き物などは油をひいて使います。(油がよく馴染むので量は少なくて済むと思います)
焦げ付きはしにくいですが、テフロンほどではありませんのでご注意ください。

 

追記:
焼き肉もしてみました。焦げ付きやすいタレ付き肉も焼きましたよ。写真忘れましたが、巨大なスキレットで肉と野菜を同時に沢山焼く感じです。
個人的にはかなり気に入りました。
使用後の洗浄はテフロンより少し汚れが取れにくいです。(スキレット使う人なら知ってますよね)
洗剤とタワシでこすってみたりしましたが、コーティングが剥がれてしまうようなこともありませんでした。

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