コスパ最強から本格派まで : 中国アウトドアメーカー/ブランドのまとめ

以前、以下の記事を書いたところ、僕の予想外に訪問してくださる方が多くて、中華ギアに対する注目の高さを改めて感じました。

中国製キャンプギアの実態と失敗しない購入法
アマゾンを始め、ネットショップには聞いたことのないブランドのキャンプ用品がかなり売られていますよね? 中には、全く同じものに見えるけど、異なるブランドで販売されていたりしている物もあり、一体どうなっているのだろうと疑問に思ったことはあ...

上記の記事では、どちらかというと中華ギアのネガティブな点(というか、一部の中華ギアの販売者のネガティブな点)に着目した内容になっていますが、もちろん中国にもちゃんとした(欧米や日本で認められている)アウトドアメーカー・ブランドがあります。

上記の記事でも書いたように、僕自身、中国のアウトドア製品メーカー(工場)と多少のやり取りをしたりしていたことがあります。

そんな僕の視点で、比較的信頼性の高い中華メーカー・ブランドを紹介します。

Naturehike

芸人のヒロシさんがこのYoutube動画の中で”ナチュラルハイク”と言ってるのがこの”ネイチャーハイク”です。

ヒロシキャンプ 装備紹介 ソロツーリング夏バージョン 前半

ヒロシさんも言っているように、「クソ安い」のに、品質が結構いいことで、日本でもソロキャンパーを中心に人気がありますね。

特にテント・タープや寝袋・エアマットのコスパが高いです。

例えば、ソロキャンプで人気のテントの一つであるCloud Up 2ですが、素材として7001アルミ合金(ざっくり分類すると超々ジュラルミンと同じ系統 : 強度が高いアルミ合金)フレームにシリコンコーティングをしたナイロン生地(いわゆるシルナイロン、ヒルバーグのテントなんかに使っている高級生地)という高級仕様で総重量は1.52kgというかなり軽量なテントです。ヒルバーグなどと同じ品質を保っているかどうかまではわかりませんが、使用している人の評価も高いですね。

これでお値段は2万円を切る価格なので、人気が出ないわけはありませんね。

Cloud Up 2 Ultralight Tent 20D(クラウドアップ 2 ウルトラライトテント 20D)
- クラウドアップ 2 ウルトラライトテント 20D - 軽さと居住性を両立したベストセラーテント。トレッキングはもちろん、バックパッキングからフェスまで、あらゆるアクティビティに対応するオールラウンドモデルです。連結された一体型のポールは快適な居住空間を生み出し、スムーズな設営を可能とします。3シーズンでの使用に最も...

特にテントやタープなど、そのデザインはMSRに激しくインスパイアされているっぽいことでも知られており、これに抵抗を覚える人も多いのは確かですね。(でもそれを言っちゃうと今は日本で大人気のスノーピークだって昔はね。。。)

ところで、Naturehike Japanの公式ページを見ると、本記事執筆時点(2021年3月)ではまだ予約受け付けの段階ですが、Clud Upの日本限定版が出るみたいですよ。

Cloud Up 2 Ultralight Tent 20D Japan Limited(クラウドアップ 2 ウルトラライトテント 20D ジャパンリミテッド)
  - クラウドアップ 2 ウルトラライトテント 20D ジャパンリミテッド(コヨーテ) - 軽さと居住性を両立したベストセラーテントからリミテッドカラーのコヨーテが登場。 ミリタリーテイストあふれるカラーリングはどんな場所でも馴染みながらしっかりとした存在感を放ち、重厚感のある仕上がりとなっています。 トレッキングは...

これはかなりイケてるんじゃないでしょうか? かっこいいっす。お値段も安いし。

ところで、このNaturehikeは2020年に伊藤忠が日本の総輸入元・総代理店となりました。上記リンク先のNaturehike Japanサイトは伊藤忠と提携した販売者である株式会社カンパネラのものです。

これは朗報ですね。正規代理店があるということは、アフターサービスを受けたりすることができますし、そもそも粗悪なものや法規制に引っかかるようなは販売しないので安心です。(伊藤忠が代理店になったというだけでもなんとなく信頼感がありますよね)

そして、MSRみたいに日本の代理店を通すと価格がガッツリ上がるようなこともなく、非常に良心的な値段で販売してくれています。

※ ちなみに、Amazonでは「Naturehike公式ショップ」という店舗名で販売している業者がありますが、これは中国の業者なのでご注意を。

MOBI GARDEN

日本ではNaturehikeほどの知名度はありませんが、中国ではテントでトップシェアだそうです。

MOBI GARDEN自体は総合アウトドアブランドですが、日本国内で展開しているのはテントだけのようです。主に登山テント寄りのラインナップとなっています。

本国のウェブサイトをみても、テント以外のギアはアマゾン等で乱立しているノーブランド品(あるいはそれにロゴを付けただけの無名ブランド品)とさして変わりはないように思いますので、そのあたりを考慮した上でのテントのみ展開ということなのかもしれません。

日本国内では株式会社帝伸テックが代理店になっています。以下が日本での公式サイトとなります。

MOBI GARDEN 日本公式サイト

販売は、アマゾン・楽天でオリエンタルアウトドアという店舗名で展開しているようです。

中でもLIGHT WINGS DAC UL1 JPNは、日本専用モデルとのことですが、素晴らしいコストパフォーマンスを見せています。

日本ではあまり好まれないメッシュインナーではなく非メッシュの透湿インナー、フライはシリコンコーティングナイロン、ポールには世界中の軽量テントメーカーが採用するDAC社のFeatherlight NSLを使っているという高スペックなテントです。

THE FREE SPILITS -自由之魂-

MOBI GARDENと同じく、株式会社帝伸テックが代理店となっています。

一部の人達の間では、日本での正規取扱が始まる前から注目されていたメーカーです。

とくかく、美しいテントを作るメーカーですね。

価格帯は、NaturehikeやMOBI GARDENに比べると高くなりますが、非常に評価の高いメーカーです。

THE FREE SPIRITS -自由之魂-
テント設計に25年以上情熱を注いできた Wang Jigang が2011年 中国 青島に設立。ファミリー向けのレジャーキャンプ用テントから山岳遠征向けまで幅広いレンジで展開する。生地の特徴を知り尽くし、理想的に裁断された生地から構成されるテントの美しいシルエットと確かな強度は各方面より高い評価を得る。 熟練の縫製士の...

こちらは、公式ページから購入することができます。

商品
テント設計に25年以上情熱を注いできた Wang Jigang が2011年 中国 青島に設立。ファミリー向けのレジャーキャンプ用テントから山岳遠征向けまで幅広いレンジで展開する。生地の特徴を知り尽くし、理想的に裁断された生地から構成されるテントの美しいシルエットと確かな強度は各方面より高い評価を得る。 熟練の縫製士の...

THE FREE SPILITSではファミリーサイズのテントもラインナップがあります。

Skydome
Skydomeは4人がゆったりと寝ることが出来るインナーテントとくつろげる前室を備えたドームテントです。入口上部にはタープと接続する部位を設け、更に空間を拡張できます。日本仕様は全てのドアにメッシュが追加され、テントの裾には付属のスノースカートを接続できるベルクロが設けられています。インナーテントは入口側の開口部をメッ...

美しいテントですね。
このサイズでナイロンを使っていたり、UVカットのシルバーコーティングを施してあったりというハイスペックぶりなので、お値段も相応なものになっています。。ちょっと僕には手が出せません。

KAILAS

こちらは、キャンプというよりは本格登山向け用品が中心のメーカーです。

2019年に日本法人であるカイラス・ジャパンが設立されており、ネットでは楽天にショップを持っています。

通常のオートキャンプ等で使うようなものではないと思いますが、キューベンファイバー(ダイニーマ)のテントがラインナップされています。

キューベンファイバーとは、スーパー繊維であるダイニーマ製の生地であり、非常に丈夫なことが特徴です。そのため、生地を極限まで薄くすることが出来るため軽量かに貢献します。上のテントなんて重量わずか0.78kgです!

僕はキャンプ場で見たことはない素材ですが、登山用品店とかで現物をみると、あまりに薄いため生地が半分透けているような感じです。はっきり言って見た目は安っぽい生地なのですが、かなりの高級素材です。

FIRE MAPLE

こちらも、MOBI GARDEN/THE FIRE SPILITSと同じく、株式会社帝伸テックが代理店となっています。

販売もMOBI GARDENと同じく、アマゾンと楽天で展開されています。

もともとはバーナーのメーカーだったようですが、少なくとも日本では安くて信頼性のあるクッカーで知られています。そもそも日本ではガス検の関係があるのか、ガスバーナーの正規販売はありません。

ガソリンのバーナーはありますが、僕の感想としてはSOTOとかMSRのほうが良さそうに思います。それらよりはずっと安いんですけど、火器に関してはあまりそこで決めたくないですよね。

FIRE MAPLEでいい感じだと思うのはこれです。これで3千円程度なので、かなりお得感があります。サイズ的にはソロキャンプに最適だと思います。

ファミリーキャンプではこのくらいのセットであれば結構使えると思います。

ちなみに、アマゾンなどでは類似のものがかなり売られています。しかも大抵はFIRE MAPLEより安いです。これらの購入は賭けみたいなものだと思っておいたほうがいいと思います。国内代理店を通していない場合、多くの場合はおそらく日本の食品衛生法に則った輸入手続き(検査)スラしていないものだと思われます。僕だったら知らない中国ブランドのものは躊躇します。

ちなみに、FIRE MAPLEのそっくり製品をたまにFIRE MAPLEより安く売っていることもあるDUGというブランドですが、これはちゃんと日本の輸入代理店を経由されたもの(並行輸入品もあるかもしれない)です。FIRE MAPLEがOEM供給をしているからそっくり製品なんだそうです。

その他 : 正規販売はない(正規販売店がない)けど注目のメーカー/ブランド

僕の知る限りでは国内の正規販売店がない(まちがっていたらごめんなさい)でも、よい製品を販売する中国メーカー/ブランドは多くあります。

その中でも、自分で購入したりして(過去に僕がアマゾン販売していた時、調査目的で結構いろいろな中華メーカー品を購入していました)要チェックと僕が思うメーカー/ブランドのいくつかを紹介します。

Keith

チタン製品が優れているメーカーです。

加工の難しいチタンですが、実は中国にはチタンの加工技術に優れたメーカー(工場)が多くあり、有名アウトドアブランドのチタン製品も、多くは中国製だったりします。

大手メーカーのチタン製品と遜色ないしっかりとした作りで、アマゾン等でリーズナブルな価格で購入することができます。

以下の製品などは、アルコールストーブの五徳として販売されていますが、ソロキャン向けの焚き火台としても良くできた商品だと思います。

いつ正規代理店がついてもおかしくないレベルの品質です。チタン製品を購入するなら要チェックだと思います。

WIDESEA outdoor

公式サイトを見ると、このブランドを展開しているのは”Hangzhou Qichang Trade Co.,Ltd”という会社のようです。

会社名から予想するに、製造工場を持たずにOEM製品を展開しているのかもしれません。
商品群も、いかにも中国のOEM製品という感じで、他メーカー/ブランド品にも同じようなものがあるものが多いです。

たた、その特徴は「安い」ことです。ただし、日本のアマゾンなどで見かけることは少なく、日本から購入する場合はAliExpressが中心になると思います。

例えば、上の方で挙げた、NaturehikeのCloudUp2に見た目もスペックもそっくり(ちなみにWIDESEAはロゴまでNaturehikeに似ています…)なテントがあるのですが、これがなんと1万円ちょっとしかしないのです。
安くて有名になったNaturehikeよりずっと安いんですよ。

https://s.click.aliexpress.com/e/_ALqCXY

ちなみに、最近僕はクローズドセルマットを買ってみました。安かったし、普通にいいものでしたよ。
↓記事でサーマレストのマットとの比較レビューをしています。

サーマレストZライトソルと激安マットの比較
登山やキャンプで使うクローズドセルマットといえば、一昔前はサーマレストのZライトソルが定番でした。(今も定番か) 最近は中国製の格安のそっくり品が色々出てきていますね。アマゾンではSoomloomのマットが人気ですし、日本のブランドで...

ALCOS

トランギアのそっくりさんなアルコールストーブや、エスビットのそっくりさんな固形燃料ストーブで知られているメーカーです。

品質はすごく優れているわけではなく、最近は似たような無名ブランドの中国製品に押されちゃっている感はありますが、ALCOSはちゃんと歴史のあるメーカーです。

人気があるのはこのアルコールストーブです。千円ちょっとの価格で本家のトランギアに比べるとかなり安いです。

僕が購入したものは最初からアルコールがボタボタと漏れるような不良品でしたが、五徳はいいものなので今でもトランギアのアルコールストーブをいれて使ったりしています。
安いのは確かですが、当たりはずれはあるのかもしれませんね。

ALCOSではクッカーのセットなども安く販売されていますが、こちらはさほどいいものだとは思いません。先に挙げたFIRE MAPLEのクッカーのほうがしっかりした作りです。

BRS

バーナー中心のメーカーで、独創的な製品もあったりするのですが、なんと言ってもその名を知らしめたのがBRS-3000Tというガスバーナーです。

これは、未だになぜか世界最軽量を謳っているスノーピークのギガパワーマイクロマックスウルトラライト(56グラム)の半分以下の重量(25グラム)で千円台で販売されているという驚異的な製品です。

ただ、残念なことに(正規代理店がないこともあり)BRSのガスバーナーはPSEマークがなく(ガス検を受けておらず)国内業者が国内で販売することはできないようなものです。つまり、安全性の保証はないものなので、使用はおすすめしません。(アマゾンでは中国の業者が普通に販売しています)

以下はシングルバーナーに取り付けて使う赤外線ヒーターですが、コレなんかはコスパに優れたものです。

レビューでは、ヒーター底面からの輻射熱でテーブルがすごく熱くなるといったものがありますが、この手のものは大抵そういうものです。取り扱いには十分注意しましょう。

最後に

ここで紹介したメーカー/ブランド以外にも、僕が知らない良いところはたくさんあると思います。

一方ダメダメなブランドも多いのですが、それを承知の上で当たり製品を発掘するのも一つの楽しみ方かもしれませんよ。少なくとも僕はそうやって楽しんだりしています。打率は高くありませんが。。

以前の記事にも書きましたが、謎メーカーの製品にチャレンジする場合、基本的に返品可能なアマゾンのFBA販売品で試してみることをおすすめします。

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