キャンプ入門 1 : キャンプに必要なもの

ちょっとキャンプに興味があっても、最初は何をどうすればいいのかわからないし、なかなか踏み出しづらいんですよね。

まずは何を準備すれば良いのでしょうか? テントとか買わなきゃいけないんでしょうか?

僕の経験から、これからキャンプを始めてみたい人、キャンプの経験が少ない人のヒントになりそうなことを書いていこうと思います。

この記事では、キャンプのために必要なもの(必要でないもの)について紹介します。

インスタ・SNSの写真とかは参考にしなくてよい

SNSやインスタですごく雰囲気のあるキャンプサイトの写真を見かけたりしますよね。
ああいうのを見ると、自分も同じようなキャンプギアが欲しくなるかもしれません。

ただ、少なくとも初心者のうちはああいったものは参考にしなくていいと思います。

どう考えても必要がないギアを並べていたりとか、機能性・快適性よりも写真映え重視のキャンプスタイルだったりしますので。
最近多くなってきたスタイルで、僕もそういった写真などを見る分には楽しんでいますが。

自分のキャンプの目的・楽しみ方が定まるまでの間は、オーソドックスなスタイルを基準に考えておくことをおすすめします。

テント

キャンプといえば、まず思い浮かぶのがテントですよね?

この記事にたどりついた人は、きっと他のサイトで入門用のおすすめテントなんていうのをいくつも見ていると思います。

僕がおすすめするのは、この記事も含めネットでおすすめされているものは参考にしてもあてにせず、自分に合ったものをじっくり決めるという方法です。

なぜなら、一口にテントと言っても様々なものがあり、すべての人におすすめできる入門用テントなんて言うものは無いと思うからです。

これからキャンプを始めてみようと考えているならば、最初からテントを買わないとキャンプができないなんてことはありません。
最初のうちは、実際のキャンプ場で他の人のサイトを観察しつつ、自分が興味をもったテント・キャンプスタイルを調べてみることから始めることをおすすめします。

まずは、テントを買わずにキャンプをする方法を紹介します。

それでもやっぱりテントのことも気になるということもありますよね。
別記事でテントの種類についてざっくりまとめてあります。
https://www.kanicamp.com/tent-tarp/tentchoice
実際にキャンプをやってみたけど、肌に合わなかったっていう人も多いです。まずはコテージやレンタルのテントで様子を見るのもいいのではないでしょうか?

コテージ・バンガローに泊まる

コテージなどを使えばもちろんテントは不要ですね。

いきなりテントを買っちゃうのではなく、まずはコテージなどでキャンプを経験してみることができます。

僕が知っている範囲では、多くの人が初キャンプはこのパターンです。

テントよりコテージのほうが落ち着くという人もいますし、テントが面倒になってコテージ泊をメインに切り替えるベテランキャンパーもわりといるのですよ。

僕もたまにコテージ泊をしますが、家族が虫嫌いでコテージを嫌がる(コテージには先住民のクモやゲジがいることがある)ため、メインはテント泊ですが。。

COMMENT

車で行くのが大変な遠方とかだとキャンプギア式を運ぶのはつらいので、寝袋等の最低限な装備だけでコテージにしています。

レンタルのテントを使う

コテージやバンガローでなく、やっぱりテントで自然との一体感を味わってみたいというのであれば、レンタルで試して見るのも手ですね。

以下のような、キャンプ用品のレンタル業者もあります。


これら専門業者は、レンタルするテントや道具を選べる様になっていたり、クリーニングもしっかりしているので安心して借りることが出来ます。
上のバナーのhinataレンタル さんは、人数別の初心者セットなど、初めてのキャンプでも比較的安心できるサービスだと思います。レンタルしたものはキャンプ場に直接配送してもらうこともできますよ。

ただし、こういった専門業者の欠点はちょっと(というかかなり)割高ではあります。

キャンプ場によってはレンタルのテントが用意されています。こちらはテントを選べないことが多いし、状態もレンタル業者のものに比べると悪いことがありますが、価格は安くなることが多いです。

キャンプ場でレンタルすると、安い上に持っていく手間もなく、キャンプ場によってはスタッフが設置を手伝ってくれたり、テントの張り方を教えてくれたりするところもあります。
そういったキャンプ場を選ぶのもいいですね。

COMMENT

比較的状態の良いもので、テントの種類を指定したいならレンタル業者がおすすめです。
気になるテントそのたのキャンプギアのお試しにも使えますね。

一方、とにかくテントなら何でもよいという場合はキャンプ場で借りた方が安くつく場合があります。

初めてのキャンプでなくても、例えば年に一回しかキャンプをやらない人などは、レンタルのほうが安くつくケースもあると思います。テントって、使わないときは邪魔だし車でも場所をとるし、レンタル使えばだいぶ楽になるだろうなあって思います。

僕は最初にテントを買っちゃったので、タープを忘れてキャンプ場で急遽借りたことがある以外、自分でレンタルを使ったことは無いです。初めての頃、このようなレンタルのサービスを知っていれば使ったかもしれません。

タープ・シェルター

キャンプでのテントが寝室とすれば、リビングとなるのがタープやシェルターなどと呼ばれているものです。

最近では、タープといえばヘキサタープなどのオープンタープ(ポールとロープで大きな布地の屋根を作るもの)を指し、シェルターといえば、リビングスペースをすっぽり覆うタイプのもの(スクリーンタープとも呼ばれる)のことを言います。

日除け、雨よけが主な目的です。必須とは言いませんが、あると無いとでは快適性が全然違うので、あったほうが良いでしょう。(コテージなら不要なことが多いですし、そもそも張るスペースが無いことも多いです)
特に雨天時や夏場の日差しが強いときなどは、これがないとかなり過酷なキャンプになります。

最近ではテントとシェルターが一体になった、”ツールームテント”も多いです。

(オープン)タープとシェルターのどちらが良いかは、好みの問題です。それぞれの特徴を上げると。

オープンタープ

  • 開放感がある
  • 設置、撤収が簡単
  • 軽い
  • 比較的安い
  • 冬は寒い
  • 虫の攻撃に晒される
オープンタープ

オープンタープは開放感バッチリ

シェルター

  • 雨でも比較的快適
  • 虫が入りにくい
  • 夏は暑い
  • 設置、撤収がやや大変
  • 重い

といったところです。

シェルター

シェルターなら虫の心配なし

ちょっと前までは、シェルターの人が多かったですが、最近はタープの人(あるいはツールームテント+タープの人)を多く見ます。

僕は主に開放感重視でオープンタープです。

もちろん、テントと同じくレンタルでOKです。

寝具

寝袋

寝袋(シュラフ)もあったほうがいいです。真夏でも、高地のキャンプ場などは夜に冷え込むことが多いです。

キャンプ経験があまりないうちは、夜の防寒について準備不足になりがちです。平地が熱帯夜でもちょっと標高が上がっただけで結構寒くなったりするので注意が必要です。

もちろんレンタルもあります。ただこればかりはレンタルに抵抗がある人もいるかと思います。
真夏の暑い時期で関東以西の低地であれば、高価な寝袋はいらないと思います。レンタルに抵抗がある場合は購入することになりますね。

別記事に寝袋の種類や選び方をまとめています。ぜひ参照してみてください。
https://www.kanicamp.com/gear/sleeping-bag-selection

ただし、真夏の低地など、夜に冷え込む心配が全くなければ寝袋はなくても大丈夫かと思います。
僕も暑い夜などは寝袋には入らずザコ寝してしまいます。

マット

実は寝袋と並んで重要なのが、テントに敷くマットです。

寝袋自体にはクッション性はあまりありません。
マット無しで寝るのは地面が硬いのと、地面の冷気が伝わってくるのとで、結構辛いです。
キャンプで寝付きが悪くなる人の多くはこれが原因だと思います。

コストを掛けずに済ませるなら、ダンボールを何枚か重ねることで代用できます。というか、ダンボールはかさばることや耐久性が無いことに目をつぶれば、かなり高性能なマットだと思っています。
僕は実際にダンボールで試してみたことがあります。何枚か重ねればかなり快適です。
ただ、テント全体に数枚重ねで敷き詰めようとおもうと、結構な量になってしまいますね。

以前はいわゆる「銀マット」と呼ばれるものが定番でした。多くの人がこれを使っています。ホームセンターなどでも安価に売っていますね。

最近は以下のようなXPEフォーマット等の折りたたみ式マットが安く売られるようになりました。

まあまあコンパクトに折り畳める割にはクッション性もよく、使いやすいマットです。

マットについては、以下の記事で詳しく説明しています。ぜひご一読いただきたいです。
https://www.kanicamp.com/gear/camping-mat-selection

テーブル・チェア

基本的にこれらは必要です。食事をしたり、まったりくつろいだりするためには必要ですね。
天気の良い温かい日にピクニックスタイルで地べたにシートを敷いて食事をとったりはできるかもしれませんが、終日それで過ごすのはちょっとつらいと思います。

これらは安易に安物、あるいは高価なものを買わないほうがいいと思います。

キャンプの場合、大雑把にハイスタイルとロースタイルに分類されるスタイルがあります。
簡単に言うと、ダイニングテーブル/椅子のようなきっちりした姿勢で過ごすハイスタイルとリビングのソファの用にリラックスした姿勢で過ごすロースタイルです。
近年では「お座敷スタイル」と呼ばれるスタイルもあります。地面にマットだけ敷いて直接座るような感じです。

最近のはやりはロースタイルで、今は僕もロースタイルです。
ただし、僕自身、ハイスタイルのほうが過ごしやすいと思っています。そのあたりは以下の記事で説明しています。

いずれにしろ、これは人によってかなり好みが分かれるところだと思います。
レンタル等でお試ししてみるのが良いのではないでしょうか?

TIPS

テーブルなどは、高さを変えることが出来るものもあります。こういったものはハイスタイル、ロースタイルのどちらにも対応できたりします。

調理器具

食器・カトラリー類

食器やカトラリー(スプーン・ナイフ・フォーク等)も必要になります。

初めてキャンブでは使い捨ての紙皿、紙コップや割り箸等でもいいと思います。
ただし、無駄遣いして足りなくなったり、風で紙皿が飛んでソースを撒き散らしたりとかしてイライラのもとになりがちなので、食器についてはいずれ使い捨ては卒業していくことになると思います。

僕が現在使っている食器と、それらを選んだ経緯については、以下の記事に書いています。

調理器具類

キャンプで料理をするなら包丁やまな板等も必要になります。

これらについては普段家で使っているものをそのまま持っていくのが一番使いやすいです。

普段使っているものを傷つけたり錆びさせたりするのが心配な場合は百円ショップで揃えれば問題ないです。

アウトドア用のナイフもありますが、少なくとも調理に関しては普通の包丁の方が使いやすいですし、普通のファミリーキャンプでは、調理以外でナイフが必要となることは稀です。

現地の道の駅などで食材を調達するのでなければ、事前に食材はすべてカットして持っていくこともできますね。

火器類

キャンプでぱっとイメージするのはバーベキューですよね。

バーベキューコンロはキャンプ場でレンタルすることができる場合があります。あるいはバーベキュー場が用意されているキャンプ場もあります。こういった場合はバーベキューコンロは不要ですね。

ただ、キャンプ料理の中でも意外と難しいのがバーベキューだったりします。特に初めてのときは炭火の扱いが難しいですね。

このあたりは、以下の記事も参考にしてもらえると良いと思います。

準備や後片付けまで含めると、バーベキューって実はアウトドア料理の中では面倒なほうです。

キャンプ始めたてのうちはカセットコンロも用意していくのが良いと思います。最近は大多数のキャンパーが使っているように思います。僕もほぼ毎回持っていきますよ。

アウトドアでも使える、比較的風に強いものが良いです。
風対策のない普通のカセットコンロの場合は、風よけ対策などが必要と考えてください。ただし、カセットコンロを風よけ板で囲うような使い方はやめておきましょう。ボンベが過熱し、爆発の危険があります。

ガスカートリッジがどこでも手に入れやすいという意味で、入門向けとしてはイワタニ製のものがいいと思います。
キャンプでは↓が一番人気だと思います。

カセットコンロは使って良いボンベが製品ごとに決まっています。基本的に、A社のカセットコンロにはA社のガスボンベしか使ってはいけません(各製品の説明書等に対応するボンベが書いてあると思います)。
https://www.kanicamp.com/gear/gas_safeness
僕の場合、メインはバーベキューコンロとカセットコンロです。
アウトドア用のシングルバーナーも持っていきますが、実用性を考えているのではなく、ほとんど嗜好品としてたまに使っているくらいです。

クーラーボックス

食材や飲み物を持っていくのに必要です。

通常食材などは事前に用意しておくと思うので、こればかりはキャンプ場でレンタルというわけにはいきませんね。

とはいっても、大きなハードタイプのものは、普段の置き場所にも困りますし、ちょっと高価です。

入門用にはソフトクーラーというものがいいかもしれません。一泊のキャンプならこれで凌げます。

ただし、この手のクーラーは保冷力は弱いです。保冷剤を多めに入れたり、食材はなるべく事前に冷凍にしておくなどの工夫をしておかないとだめです。

そして、僕の経験上はソフトクーラーは夏場だと1泊のキャンプが限界です。2泊以上する場合は、2日目以降の食材は現地調達などにする必要があります。

照明器具

キャンプ場の夜は暗いです。初心者は見落としてしまいがちですが、キャンプに照明器具は必須です。焚き火の明かりなんかではまともに食事もできないですよ。

ランタン

テントなどをレンタルしているようなキャンプ場なら、ランタンもきっとレンタル可能です。

ただ、万が一の災害や停電などに備える意味でも、買ってしまっても無駄にはならないものだとは思います。

初めて買う場合は、明るいものを選んだほうがいいと思います。
通常はメインの明るいランタンを1台と、場合によってサブとしてテーブルにおけるような小さめのランタン(あるいはランプ)を用意するスタイルの人が多いですね。
サブのランタンは雰囲気作りの意味もあり、メインランタンが十分明るいものであれば必須ではありません。

入門用のランタンの光源としてはLEDがいいと思います。
燃料を使用しないため比較的安全ですし、最近は↑のようなコンパクトで明るいものが多く販売されています。

LEDのランタンは、ガスやガソリン燃料のものに比べて、以下のメリットがあります。

  • 安全 : 酸素を消費したり、倒したりしても燃料がこぼれたりしません
  • 静か : ガスやガソリンランタンは燃焼音がそこそこうるさいです
  • 虫が集まらない : 虫を寄せる紫外線が出ないので、虫が集まってきません
  • 熱くならない : 火を使わないので、やけどするほど熱くなったりしにくいです(熱は発するので注意は必要です)

とくに小さなお子さんがいる場合は、安全性を考えるとLEDにすべきです。

懐中電灯・ヘッドライト

夜にトイレに行ったりするのにも必要です。できれば1人に付き1台用意しておくのが理想的です。

キャンプの場合は、1台はヘッドライトがあると便利です。食後の片付けなど、両手に洗い物をもって炊事場まで移動したりすることはよくありますので。

GENTOSのヘッドライトが定番です。上記のもの(CB443D : 最大400ルーメン)は、それほど高価ではないし照射範囲が広くてすごく使いやすいです。(最大光量で使うとキャンプ場では明るすぎるくらいの性能はあります)

最近は中国製のやたら(スペック上は)明るいものがよく売られていますが、そういうのは不要です。バッテリーの消費も速いし、大抵は照射範囲が狭すぎて使いにくいです。

個人的には、懐中電灯・ヘッドライトはジェントスのものを選んでおけば大きな失敗はないと思います。

その他

もちろん、ここであげたものだけで十分に快適なキャンプができるわけではありません。

細かいところだと、夏場は虫よけスプレーや蚊取り線香が必要になることもありますし、カセットコンロを持っていかない場合はマッチやライターも必要になります。炭火を使うなら火起しに使う火起こし器(チャコールスターター)などもあると便利です。

何が必要になるかは、その人のキャンプスタイルによって変わってきます。

初めてキャンプの場合、完璧に必要なものをすべて揃えていくことは難しいですし、その必要もありません。
僕はいまだにしょっちゅう忘れ物をしますが、何とかなるものです。

慣れないうちは万一の不足に備えて、近くにスーパーやホームセンター等があるようなキャンプ場を選んでおくといいのではないかと思います。

ちょっとしたトラブルも楽しんでこそのキャンプですからね。

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