キャンプにおける電源サイト利用のすすめ

キャンプスタイル

今でもキャンプで電源サイトを使うことは邪道だと言う人がいるかも知れませんね。

そうは言っても、便利な道具を使うのが邪道であれば、現代のキャンプはすべて邪道なわけで、自然を楽しむことと安全・快適に過ごすことが両立できるならそれに越したことはないと思うのです。

僕は、子供が一緒のファミリーキャンプの場合、特に寒い時期や暑い時期には電源サイトを使うことをおすすめします。

当記事では、電源サイトのメリットを理解し、快適で安全にファミリーキャンプを楽しむために電源サイトを有効活用する方法について説明します。

電源サイトとは

その名の通り、電源コンセントがついており、電気機器を使うことができるようになっているキャンプサイトです。

最近、特に高規格キャンプ場では一部のサイトが電源サイトとなっていることが多いです。キャンプ場のホームページなどで確認すると「AC電源」等の記述があるので、ここで確認できます。

利用料金

多くの場合は、電源を使用するにはオプション料金が必要となり、多くの場合は1泊1,000円です。あるいはAC電源付きサイトはAC電源のないサイトの料金+1,000円になっている場合もあります。たまに500円のところもあります。

1泊1,000円は、電気代と考えるとちょっと高いようですが、ガス・ガソリン・薪などの燃料と比べてみるとさほど高いわけではありません。
例えば薪ストーブを一晩中使う場合、薪代はおそらく1,000円では収まりませんよね。

むしろ、一度その便利さを味わうと1,000円くらいなら迷わず払います。実際、最近はAC電源サイトから先に予約が埋まってしまうことが多いです。

電力の制限

ほとんどの場合、使える電力は1,000ワット(10アンペア)です。家庭で使える用量に比べるとちょっと少ないですね。

後に説明しますが、一部の電気製品は注意して使う必要があります。

電源サイトの活用例

電源サイトをうまく活用して、安全・快適にキャンプをする方法を紹介します。

以下に紹介するそれぞれの機器ですが、後悔しないようにするポイントは、普段自宅でも使えそうな物を選ぶことだと思います。

寒さ対策

電源ありなしで、キャンプの快適性に最も大きい影響があるのが寒さ対策ではないかと思います。

ホットカーペット

僕が最もおすすめする、ファミリーキャンプでの寒さ対策は、ホットカーペット(電気カーペット)を使用することです。

ホットカーペットの最大の利点は、テントの中で安全に使えることです。火を使わないため、どのようなテントでも使用することができ、空気を汚さず一酸化炭素中毒の危険もありません。温度もやけどするような高温にはならない(低温やけどには注意してください)ので子供がいても安心して使うことができます。

安全であることに加え、暖かいホットカーペットの上でゴロゴロする心地よさはテントから出るのがつらくなります。

4〜6人用のダブルウォールのドームテントであれば、サイズは2〜3畳のカーペットでちょうどよいくらいです。これがあれば、テント内全体がポカポカになります。

大型のティピーなどのシングルウォールだとホットカーペットだけでテント内全体を暖めるのはちょっと厳しいかもしれません。

ホットカーペットは、山善のこちらが比較的安く、温度調整やタイマーも付いていていいと思います。

電気毛布

電気毛布の場合、暖房としてはホットカーペットほどのパワーはありませんが、たためばホットカーペットのようにかさばらずコンパクトになることがメリットです。

もちろんホットカーペットと同様、安全に使うことができます。

ホットカーペットの場合、温度が上がりすぎて寝るときはマットやコットが必要になリますが、電気毛布はそのまま上に寝てちょうどよいくらいです。

寒い時期は、体の下に敷いて、床面から暖めるようにすると効果的です。(適切な寝袋を使用することが前提です)

消費電力小さく(数十ワット)、よほどの大家族でない限り、一人一枚使っても1,000Wを超えることはありません。

電気ファンヒーター(セラミックファンヒーター)

こちらも火を使わないため空気が汚れません。

ニクロム線線などを加熱して遠赤外線を出すタイプの電気ストーブと違い、本体がさほど熱くならないため、テントを溶かしてしまったり、体が触れてやけどしてしまうリスクが低いです。

ただ、実際に使ってみると、狭いテントの中では風や音が気になります(ちょっと鬱陶しい)。僕はホットカーペットのほうが快適だったので、今は使っていないです。

リビングを兼ねるような大型テントではテント内の空気全体を温めやすいこちらが良いかもしれません。

昼間はリビングスペース、夜はテント内と、簡単に移動することができるのもメリットです。

遠赤外線等のヒーター(いわゆる電気ストーブ)もありますが、こちらは火傷や火災等のリスクがファンヒーターよりも高く、使用する場合は、コットンテントを使う、化繊の寝袋/マット等を絶対に近づけない等の注意が必要です。(もちろんファンヒーターも熱に弱いものを近づけないように注意する必要があります)
小さいお子さんが一緒のキャンプでの使用はおすすめしません。

暑さ対策

夏場で無風のときなどは、暑さで地獄のようなキャンプになったりすることがあります。

これは扇風機やタワーファンがあればだいぶ楽になります。

昼間にタープの下で過ごすときだけでなく、夜に寝る際も、テントの出入り口をメッシュにして、その外側から扇風機を当てて強制的に外の空気を送り込んでやると、だいぶ快適になります。

セラミックファンヒーターの場合は、最大消費電力は多くのキャンプ場で電力の上限としている1,000ワットを超えてしまいます。
例えば強弱の設定があるものの場合は「弱」にセットすれば1,000ワットを超えない場合があります(超えない場合が多いです)。消費電力は説明書等に書いてあるはずなので、確認するようにしてください。

こちらの商品のように、タワーファンタイプのほうが、車に積み込むときに場所を取らないので楽になります。
また、昼間外で使う際のことを考えると、首振り機能があるものを選んだほうが絶対に良いです。

この製品は「静音」モードで使用すれば消費電力は600Wなのでキャンプ上でも問題なく使えます。

調理

電源サイトではIH調理器(IHクッキングヒーター)が使えます。

これは非常に大きいメリットです。平べったい本体の平らな面に鍋やフライパンを置いて使うので、安定感が抜群に良いです。

キャンプのテーブルって、地面の状態によってはどうしても多少ぐらついたりしますけど、火を使わないことも相まって、IH調理器の安定性は使っていてかなり安心感があります。

それと、もう1つの大きなメリットが、風による影響を受けないことです。バーナーのみたいに、炎が風に煽られて火力が不安定になったりムラができるようなことがなく、常に一定火力で調理をすることができます。

もちろん、とろ火なんかも問題ないので、寒いときはテーブルで鍋料理なんかがおすすめですよ。

IH調理器も、セラミックファンヒーターと同様、最大消費電力が1,000ワットを超えるものが多いです。
こちらも説明書を見て、強火で使わないようにするなどの工夫が必要となります。
※ 通常の調理で1,000ワット以上必要なケースはあまりないと思います。

自宅でも使うことを考えた場合、パナソニックのこの製品は良いと思います。
揚げ物の際の油を一定温度に保つ機能や空焚き検知等の安全機能が充実しています。キャンプで天ぷらとかいけちゃいますよ。
また、省エネのために1,000ワット以上の電力を使わないようにする機能があり、これがキャンプに丁度いいんですよね。

その他

もちろん、ケータイやカメラなどの充電なんてあたりまえですね。最近はLEDランタンも充電式のものが多いですね。

僕はキャンプ中にそんなこと絶対に嫌ですが、その気になればノートPCを持ち込んでテレワークだってできそうですよね?

他にも電気があるだけで色々なことができそうですよね。

僕はキャンプで使ったことはありませんが、ホットプレートも良さそうです。ただ、ホットプレートの場合も消費電力には注意する必要がありそうですね。

僕は自宅にこんなものがあるので、キャンプでタコパ(たこ焼きパーティー)をしたこともありますよ。これは小さいので1,000ワットも使いません。

電気の使用量に注意

先にも述べましたが、本記事で紹介したものの場合、セラミックヒーターやIH調理器は1,000ワットを超える場合があります。

それぞれのスペックを確認し、セラミックファンヒーターの場合は強弱の設定を「弱」、IH調理器の場合は中火以下で使うなどの対応が必要です。

もちろん複数の電気機器の消費電力の合計で考える必要があるので、暖房とIH調理を同時に使わないようにするなどの対策も必要となります。

 

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