冬バーベキュー/デイキャンプでの寒さ対策

秋・冬・春の寒い時期、バーベキュー/デイキャンプをすることに躊躇していませんか?

寒い時期ならではのメリットも多いんです。
比較的空いているので気軽にBBQ場の予約がとれたり、冬ならではの食材を楽しむことができますよね。

寒さ対策ができていれば、むしろ真夏の炎天下よりずっと快適に楽しむことができます。

やっぱり重要なのは服装

バーベキュー/デイキャンプの場合、長時間外で過ごすことになり、運動量も少なめです。
そのため、普段ちょと外を歩くときの感覚よりも、体の冷えは強くなると思っておいてください。

ふだん着ているもので大丈夫?

一般的なデイキャンプ場/バーベキュー場を使うような場合は、基本的に普段着ているもので大丈夫です。

あくまでも、一般的なゆるめのバーベキューの場合です。
例えば、登山やハイキング等の運動を伴う場合などは、汗冷え(汗によって衣類が濡れるために体温が奪われてしまうこと)による体温の低下を防ぐために、速乾性のある素材のインナーを着用する等の対策が必須となります。

ただし、以下の点には注意が必要です。

長時間外にいると予想以上に冷える

バーベキューをする場合、ほぼずっと外にいることになりますよね?

普段の生活では、寒い中外で過ごす時間って、あまりないと思います。
そのため、いつもの感覚で寒さ対策をしても不十分になりがちです。

普段の感覚よりも暖かい服装を選ぶようにしたほうが良いと思います。

燃えやすい服装(アウター)はNG

焚き火の場合はもちろん、炭火のBBQでも火の粉は飛んできます。

火に弱い素材の場合、火の粉で簡単に穴が開いてしまいますし、最悪の場合は服全体に火が燃え広がる危険もあります。
少なくとも一番外側の服(アウター)は、火に強いものを着用しましょう。

それでは、燃えやすい素材とはどのようなものかというと、多くの化学繊維はかなり燃えやすいものとなります。(一部、難燃処理などをほどこされており、燃えにくいものもあります)

衣類に用いられる化学繊維としては、ナイロン・ポリエステル・レーヨン・アクリル等がありますが、これらはどれも燃えやすいものです。

ダウンジャケットのような薄手の化繊素材の場合、火の粉がついたら簡単に穴が開いてしまいます。

一般的なフリースも火に対しては危険なものとして知られています。素材が燃えやすいことに加え、起毛処理のために簡単に火が燃え広がりやすいためです。
※ 最近は難燃性のフリースもあります。

ウールやコットン(綿)は比較的燃え広がりにくい素材です。これらの場合、小さな火の粉くらいであれば穴が開いてしまうようなことはありません。

あるいは、焚き火向けとして販売されているアウターなども良いかもしれません。

焚き火用ダウンジャケット

ここでは、焚き火好きなら知っている人も多い定番の焚き火向けダウンジャケット/コートを紹介します。

ダウンシュラフ(寝袋)で有名なナンガの難燃性ダウンジャケットです。

キャンプ用品で有名なスノーピークも難燃性のダウンコートを出しています。

最後に、アウトドアウェアメーカーであるGRIP SWANYのダウンジャケットです。

これらのものであれは、バーベキューの炭火の火の粉くらいであれば穴が開いてしまうようなことはあまり無いはずです。

ただ問題は、価格なんですよね。。ちょっとどころではなく、かなり高価です。泊まりのキャンプならともかく、ちょっとしたデイキャンプ/BBQくらいのために買うのは厳しいですよね。

炭火の火の粉については、適切な炭を使うことでかなり抑制できます。
具体的には、特に国産のオガ炭は火の粉が上がるようなことはあまりありません。
※ もちろん息を吹きかけるようなことをすれば多少は上がります。
詳しくは以下の記事で説明しています。
BBQを快適に 炭のチョイスと炭火のおこし方
BBQ初心者のはまりどころといえば、炭火おこしですね。火起こしできないのを炭のせいにしていませんか? BBQ/七輪のための正しい炭の選び方と、簡単にできるスマートな火起こしの方法について解説します。もう灰だらけの肉を食べずに済むようになりますよ。

足元の防寒はかなり効果的

服装の中でも見落としがちなのが、足元の防寒です。
僕の感覚では、足元が暖かければアウター一枚分以上の防寒効果を感じます。

バーベキューなどの場合、長時間屋外で過ごすことになり、しかも足を動かすことも少ないため、地面から足に伝わってくる冷えの影響は大きいです。
足元が冷えると、いくら厚着をしても体が温まらないんですよね。

足元の防寒としては、まずは厚手の靴下です。特に登山用の靴下はおすすめです。僕は冬場には普段も登山向けの靴下を履いています。一度履くとやめられないんですよ。

それと、靴も登山用の靴(トレッキングシューズ)が理想的だと思います。本格的な登山用のものはめちゃめちゃ高価だったりしますが、キャンプ/BBQに使うということで個人的なおすすめは株式会社キャラバンの1万円台くらいのトレッキングシューズです。

少なくとも僕の感覚ではデザイン的にもタウンユース可能です。普段でも雪が降ったときなんかには滑りにくくて暖かいトレッキングシューズがあるとかなり重宝します。

使い捨てカイロがおすすめ

湯たんぽもいいけど…

最近はキャンプなどで湯たんぼが流行りはじめました。
湯たんぽがあると本当にあたたまるんですけど、準備に手間がかかるのと、嵩張るのが問題ですね。

陶器製湯たんぽ

泊まりのキャンプと違って、デイキャンプって意外と忙しく、湯たんぽを抱えてのんびりするようなことってあまりないんですよね。
お湯を沸かしたりするのも意外と面倒だし。

そんなわけで、湯たんぽに関してはデイキャン/BBQではイマイチ使えないと思っています。

カイロは使い捨てが便利&暖かい

レトロな感じがおしゃれな白金カイロ(ハクキンカイロ)や、最近はUSB充電式のカイロなどがありますね。僕はどちらも使っていたことがありますが、今はもっぱら使い捨てカイロになってしまっています。

その理由ですが、例えば白金カイロや充電式カイロを1つ使うよりも使い捨てカイロを3,4枚使うほうがずっと暖かいっていうのが一番です。

実際のところ、それぞれのカイロを1こずつ手に持って見ると使い捨てカイロのパワーは弱いと感じるのですが、使い捨てカイロの場合、例えば服の上にペタッと貼るようにすると広い範囲が温められるので、体感的にはより暖かく感じます。

ハクキンカイロのように、ちょっと危険で臭い燃料(ベンジン)を使うこともなく、比較的安全なのも良いですね。(低温やけどには十分な注意が必要です。)

安いのでいくつか同時に使ってしまうことができるのも大きいですね。僕は毎シーズンまとめ買いしちゃいます。家族みんなで使うと結構消費するので。。

ミニサイズの使い捨てカイロを靴に入れて使うのもおすすめです。

体があたたまる食べ物

キャンプ 鍋

あくまでも服装等での防寒対策をしっかりととった上でのことになると思いますが、温かい食べ物でからだを中から温めることも効果があると思います。

僕の場合、大きめの鍋にスープを作っておいて、いつでも飲めるようにしておくことが多いです。

そのスープも、ありものを放り込んで置く感じなので簡単です。例えば、バーベキューの食材のあまり(肉の骨まわりや野菜の皮・切れ端など)を入れたり、海辺だったら魚のアラを入れたりとかするだけです。
肉などや野菜のダシが十分あれば、ちょっと足りないんじゃない?って思うくらい少量の塩を入れるだけで味付けは十分だと思います。

寒いときは生姜をスライスしてちょっと多めに入れたり、胡椒をちょっと強めに利かせるようにすると温まりますよ。

スープ作りにはなんといってもカセットコンロが便利です。

僕はこのカセットコンロをかなり重宝しています。バーベキューやキャンプには必ず持っていきます。
災害対策としても有用なものですし、アウトドア用のカセットコンロを1台持っておくことは悪くないのではないかと思います。

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ブログ管理人
KANI

キャンプ好きサラリーマン。歴は長いけど最近キャンプの機会は激減中。
キャンプ/アウトドア関連の役に立つ情報の発信を心掛けているつもりです。

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