僕は花粉症持ちです。
といっても、症状はそれほどひどいわけではなく、雨上がりや花粉の多い日に鼻水・くしゃみが止まらなくなったり、目が痒くなるくらいなのですが。
普段の生活では外に出るのも短時間なので、ある程度の対策をすれば大きな問題はないのですが、キャンプなどのアウトドア活動では、一日中外にいますからね。。。
そんな僕が、キャンプの際(まあキャンプのときだけじゃないですけど)にとっている花粉症対策について紹介します。
もちろん、ハイキング、登山(高地では花粉なんてあまりないと思いますが)などキャンプ以外(というかアウトドアとか関係なく)でも適用できる対策だと思います。
本記事で述べることは、あくまでも僕個人に対する効果の有無であることをご了承ください。
効果があるもの
マスク
当たり前すぎて怒られそうですが、劇的に効果があるのばマスクですね。キャンプのときも僕が一番効果を感じるのがマスクの着用です。
最近はコロナ対策のため、花粉症とか関係なくみなさんマスクをしていますが。。
マスクはつけ方も大事
鼻マスクがたまに(ウイルス対策としては)効果がないなんて言われたりしていますが、花粉症の人はそもそもそんなマスクのつけ方をしないですよね。
少なくともちゃんとしたマスクを使う限り、多くの花粉が入り込んでくるのはマスクと顔の隙間からです。この隙間を流れる空気が多いと、そのぶん鼻に入ってくる花粉の量が増えてしまいます。
まず、マスクは顔のサイズ・形に合ったものを使うことと、重要なのは鼻のところのワイヤーをちゃんと鼻の形に曲げて使うことです。
鼻の横の隙間をきっちり塞ぐようにマスクをするだけで、だいぶ違いがありますよ。
自分にフィットするマスクを見つける
これは、人によって違いがあると思いますが、僕の場合はユニ・チャームの超立体マスク(ふつうサイズ)が一番合います。
マスクの縁に隙間はほとんど出来ません。最初は縁がピッタリフィットして、口の前に空間がある感じに違和感があったので、花粉がひどい時専用にしていましたが、なれてしまった今は常時ストックして使っています。
ちょっと高いし、ドラッグストアにおいていないことが多いので、コロナ対策で毎日消費するようになってからは、ちょっとした外出にはケチって使っていませんが。。
誰にでもフィットするものかどうかはわかりませんが、まだ試していない人は一度試してみてもよいのではないかと思います。
ちなみに、うちの小学生の子供もこれの小さめサイズが一番合います。見た目的には気に入らないようで(花粉症というわけでもないし)、普段はウレタンマスクをしていますが。。
花粉対策というわけではないけどマスクにはこれが便利だと思います
僕が最近使うようになったのがマスクベルトです。
例えば食事中とか、外したマスクをテーブルに置いたりポケットに入れるのってちょっと抵抗ありませんか?
それに、僕なんかは一旦外したマスクを食後につけ忘れちゃってそのままどこかになくしてしまったりします。
こういったマスクベルトを使うと、外したマスクを首にぶら下げておけるので、無くす心配もないし、ポケットにねじ込んだりする必要もないんです。
これは試してみる価値あると思います。
鼻にワセリンを塗る
鼻の穴の中にワセリンを塗る方法です。
これは効かないという人もいるようですが、僕の場合は明確に効きます。ただし、マスクほどではないので、キャンプなどでは併用しています。
例えば僕の場合、キャンプのときなどは鼻の中にワセリンを朝昼晩の3回くらい塗っておけば(1日中は持たないです)、食事中などにマスクを外すくらいなら全く問題ないです。
以前は例えば以下のような薬を使っていたのですが、NHKのこれをみて、試しにワセリンにしてみたら同様の効果でした。
ワセリンのほうがずっと安いので、以降はワセリンを使うようになりました。
僕の場合、ワセリンを鼻に入れたら鼻の外側から指でしごき、鼻の奥の方まで伸ばすようにしています。
ちなみに、目と鼻の周りに塗れば良いとどこかで聞いて試したことがあるのですが、全然効きませんでした。
メガネ・サングラス
僕の場合、花粉では目がちょっと痒くなるくらいなので、そこまで厳密な対策は撮っていませんが、花粉対策用のメガネは使えば効果はあります。
ただし、実際に僕がキャンプのときに使うとしたら普通の(花粉対策用でない)サングラスです。
明るい時間帯にしか使えませんが、サングラスをかけていると、なにもしないよりはかなり効果がありますよ。
僕が最近使っているものは、厳密にはちょっとこれと違うモデル(海外で購入、同一品はネット販売では見つかりません)ですが、形状はほぼ同じだと思います。
顔のカーブに沿った形状なので隙間が狭く、こめかみ付近のフレームも太めなので花粉も入りにくいと思います。
このくらいのデザインならキャンプ場で僕みたいなおじさんがしていてもはそんなに違和感ないと信じていますし。(さすがに通勤とかは無理ですけどね。)
効果があるかどうかよくわからない対策
ここでは、効果があるかもしれないけれども僕自身はやっていないのでよくわからない対策や、もしかしたら効果なんてないのに僕がやっている対策について説明します。
テントに花粉を持ち込まない(ようにしているつもり)
花粉症持ちのひとなら自宅では外からの花粉を持ち込まないように注意している人もいると思います。僕もそうですし、キャンプの際には気がつく範囲では同じような対策をしています。
ダイレクトに風が入ったりしないので、それだけでも外よりはだいぶマシになるのかもしれませんね。
寝袋の天日干しはしない
自宅でも花粉の時期は外で洗濯物を干さないようにする場合があるのと同じように、僕は花粉の時期はテントを外で干さないようにしています。(花粉がなければ昼間は干しっぱなしのことが多いです)
これについては、花粉が多いと思われるときに外で寝袋を干したことがないので、実際に効果があるのかどうかまではわからないです。。
ナイロンジャケットやシャカパンなどの服装にする
花粉症対策としてよく知られていることの一つに、ツルツル/シャカシャカの服装を着るというのがありますね。素材自体に花粉がつきにくいので、屋内への花粉の持ち込みが少ないというものです。
これについては、キャンプでは難しいですよね。
炭火や焚き火を使う以上、燃えやすい/溶けやすい素材は着れないので。
僕の場合は、テント内に入ってたらすぐ着替えるようにはしています(花粉とか関係なくいつもそうしていますが)。
脱いだ服は畳んでテント内に入れたままにしていますが、今のところそれが原因でテント内でも花粉症に悩まされたことがあるという実感はないです。
ポータブル空気清浄機
僕は使ったことが無いのですが、気になっています。
最近は首から下げるタイプのものもあるのですが、僕はあれを外で使って高価があるのか疑問に思っていますが、テントの中でボータブル空気清浄機を使うのであれば、効くかもしれないと思います。
基本的に、この手の製品に関しては僕は聞いたことのない中国メーカー品はあまり信用していないのですが、値段はちょっと高くなりますがシャープから主に車載向けの空気清浄機が販売されています。
この製品、特徴としてフィーチャーされているのは車内の消臭なのですが、花粉を除去できるフィルターも搭載されています。
残念ながらバッテリー内蔵ではないのですが、USB電源を使うことが出来るので、モバイルバッテリーで駆動できます。
動作時間は5,000mAhのバッテリーで12時間ということで、容量の大きなモバイルバッテリーなら連泊もできそうですね。
例えばこれを使えば寝袋を天日干ししてもテント内の花粉を除去してくれるようなら購入したいところだけど、現状車の匂いに困っているわけでもなく、テント内では花粉症の症状に悩まされているわけではないので、今のところは購入を見合わせています。
効果がなかった(感じられなかった)対策
最後に、僕には効果を感じられなかった対策について紹介します。
花粉から保護するというスプレー
僕が試したことがあるのはこの製品です。
少なくともマスク代わりにはなりませんでした。コレを使ってマスク無しで過ごしたことがありますが、全く効果を感じられませんでした。
マスクと併用するなどすれば効果があったのかもしれませんが、そうだとしても僕の場合マスクがあればそれだけで十分なのであまり意味は無いです。
気になったのでその特許を参照してみました。特許第4562585です。
この特許明細によると、効果を確認した方法として、不織布のマスクを薬剤に浸して乾燥させた後、花粉のある環境に晒すと花粉の付着が激減しているというものです。
これってもしかしたら、顔だけじゃなくて服全体にスプレーすれば、花粉の屋内への持ち込みが減るかもしれないと思いました。
使う機会があったら試してみてもいいけれども、以前購入したものはもうないし、試したところでその効果を比較検証するのは難しい気もします。。
僕の経験では花粉についても不織布が一番効く感じなので、いつも使っているのは使い捨ての不織布マスクです。(コロナのせいで入手困難になったときは焦りましたよ)